簡易的な浄水装置を構築し運用する
災害時における水の重要性は過去ブログに書きました。
基本的に備蓄でまかなえればいいのですが、さらにその先の事態を考え飲み水を作ることを考えてみます。そこで活用が考えられるのが雨水、風呂の水、エネファームの溜り水など。
これらの水は川や池の水に比べれば比較的綺麗です。これらを利用し飲料水を作るには殺菌機能のある家庭用浄水器を使います。
もし殺菌機能が無くても、別途塩素などを加え浄水器にかけることで可能にはなりそうですが、災害時の資材確保は困難なため割愛します。
殺菌機能のある浄水器は何種類かありますが、電気による紫外線殺菌だと追加の資材(塩素など)が不要となり冗長性が上がります(電力の供給方法については後で述べます)。
まずはトレイや桶に水を貯めて沈殿させて不純物を沈め、その上澄みを浄水器にかけ濾過します。
その際、加圧が必要かと思いますが、ペットボトルと自転車用空気入れがあればペットボトルロケットと同じ原理で加圧が可能になると考えます。
これで水を圧送することが出来れば、水道とほぼ同じ条件が再現できるかと思います。
殺菌設備の稼働電源はバッテリー式補助電源で
紫外線ランプ起動用電源はアウトドア用の野外電源バッテリーから給電します。
これは100ボルト正弦波がコンセントプラグから出力できる物が必要となります。コンセントプラグのあるものでないと使えません。というか使いづらいです。
これで比較的安全性の高い飲み水を低コストで作る事が可能になると考えます。
※あくまで非常時での運用を前提にしています。浄水器メーカーも水道水以外での運用は推奨しておらず、基本的にはやらないで済むならばやらない方がいいと思います。
太陽光発電パネルの併用で継続的稼働が可能に
ちなみに、バッテリー式の非常用電源を充電する際に、太陽光発電パネルを併用すると継続的な稼働が可能となります。太陽光発電パネルによる充電についてはこちらのブログに詳しく書いています。
↓詳しくはこちらから(まだ工事中です)
~おわり お読みいただきありがとうございました~